ジャニーズファミリークラブに入会申し込みした
ジャニーズのことはほとんど知らないあたしでも
「ジャニーズのコンサートのチケットはファンクラブに入らなければ買えない」ことは知っている。
なのでファンクラブの入会方法をネットで調べてみた。
お値段はお安い。
入会金1000円年会費4000円はお安い。
駄菓子屋に入って大人買いする感覚になれるほどではないが、
親に貰うお小遣いのやりくりの中でやっている層と賃金労働して自活している層が混在しているところに入って行ってるのだなあと感じた。
しかしこの価格帯は「身内名義で何口も入会してしまったらどうかな?」というヤバイ気持ちを生み出す可能性もあり、かえって恐ろしいのかもしれない。
郵便局の窓口から振込用紙で振り込むしかない。
郵便局から振込といえばATMで口座から直接、以外のやり方ってどんなんだっけ?と考えてしまうぐらい馴染みがなくなってしまっていた。
窓口の羞恥を思うと萎えた。
そしてつまらん手数料を払うことはできるだけ避けたいという気持ちが湧き、「何てバカなことをしてるの?」と正気に戻りそうになった。
グループごと別のファンクラブだ。
ジャニーズファミリークラブはグループごとに違うファンクラブということになっている。
宝塚で言うと「宝塚友の会」というものはなく「宝塚星組友の会」みたいな感じで組ごとに違う会に入る感じだ。
ジャニーズには組がえが無いから大丈夫なんだなあ。
そう考えるとジャニーズの方が当たり前な感じで宝塚が特殊な感じもする。
性別書く必要ってあるのかな。
HPの振込用紙の記載法を見て自分が何を書かされるのか知った。
本名/住所/電話番号/性別/生年月日/入会希望ファンクラブの中で好きなスターの名前
を書かされるのだった…。
あたしはシスジェンダーだから性別を書かされることにしんどさは無いが、
トランスジェンダーの仲間たちが生きやすい世の中を目指しているので、
どんな書類でも性別記入欄があれば「性別書く必要ありますか?必要ないのに書かせるのはおかしいですよ」といちいち言っていく性分。
それなのに今回長いものに巻かれたというかなんというか、もやもやしながらも性別を書くということをしてしまった。
とにかく素早く入会したかったのだ。
全く誠実じゃない。筋が通らない。
お恥ずかしい。
「姫のためなら死ねる」のはいいが、姫のためなら自分を捨てていいのか?
反省しろ、自分!と思っている。
推しの名前を振込用紙に記入というハードル
窓口に出す振込用紙に推しの名前を記入すると考えるだけで羞恥レベルがすごかった。
羞恥レベルもすごかったが違和感もすごかった。
その時点であたしはまだ伊野尾慧という文字を紙に書いたことはなかった。
口にしたこともまだ数回程度だったし、
文字としてもヲタ先輩へのメールに伊野尾革命と書いた1回ぐらいだった。
うわー、あの人の名前書くんだー。
あの人の名前書いて窓口の人に見せるんだー。
辛いなあー、イタイなああー。
潮騒
イタイイタイハズイハズイと思っていたが、それって「潮騒」やん!と思えた。
あたしの脳内劇場で、海女姿の伊野尾姫が焚き火の向こうから「その火を飛び越えて来い」と言ってくれた。
イタイことをやらかそうとするたびにあたしの背中を押してくれた百恵@潮騒にまた助けられた。
あまちゃん効果で潮騒ネタが若い人にも通じるようになってきてるのだろうか。
というわけで、この日、9時朝一で郵便局の窓口でジャニーズファミリークラブの入会手続きをした。
仕事が9時半からなので職場から一番近い、仕事でもまあまあよく行ってる郵便局でだ。
飛び越えたのはまあまあ大きめの焚き火だったですよ、姫。