「姫のためなら死ねる」

よく知らない沼に決死の覚悟で飛び込む初心者の生活とうわ言の記録です。

うちわに何と書きたいか考えてみた

ジャニーズのコンサートと言えば「うちわ」ですよね?

ジャニーズと無縁に暮らしてきたあたしでも、

ジャニーズのコンサートと言えばうちわ、

そしてうちわには

  • 公式(推しの顔写真)うちわ
  • 芸妓さん系(推しの名前が大きく書いてある)うちわ
  • コミュニケーションツール(バーンしてみたいな)うちわ

の三種類ぐらいがあるなあ〜ということは薄々知っていました。

 

あたしはど素人の初心者であり今回が初参加ですから、

他のファンの皆さんにご迷惑をかけないように居させていただくということが第一目標ですからして、

今回公式うちわ一択と決めておりました。

 

しかしコンサートの予習のためにググる生活をしておりますと、

皆さんのコミュニケーションうちわが目に入ってくるわけで

「バーンして」とか「ファンサして」とかいう可愛いキラキラ文字を眺めていたら

自分はコンサートで推しに何をして欲しいだろうか?

と考えるに至りました。

 

コンサートで観たいものはいろいろある。

テレビ画面やコンサートDVDで何度も繰り返し見た伊野尾姫の「楽しくなっちゃって妙な動きになっちゃってる」みたいに見えるアレが見たい。

へにゃーっと笑いながらメンバーを振り返るとこを見たい。

突然吹っ切れた感じになって王道アイドルみたいなことをやりだすとこが見たい。

ジャニーズ生活の長さが垣間見える瞬間を見つけたい。

キリがないからもう止めるけどもいろいろ見たい。

 

しかし、自分向けにうちわでアピールしてまでやってもらいたいことって何だろう?と考えた時に浮かんできた言葉は

「見下して」「軽蔑して」「打ちのめして」「ひねり殺して」みたいなものばかりでした。

 

怖い。

 

弁解すると

「圧倒的な魅力の前で小さい虫けらになったみたいな気持ちになって恐れおののき崇めたい」という願望が言葉になっただけで、

願望を叶えるために迷惑行為をしてマジ見下されようとしたりしないので安心してもらいたいです。

 

浮かんできた言葉の中で一番マイルドなのは「見下して」かなあ。

「見下して」でもコンサート会場でそんなゲスいこと書いたうちわを持つのは環境型のセクハラになりますよね?

 

やはり生涯公式うちわ一択になるかもしれません。

 

しかし伊野尾姫の公式うちわはものすごく可愛いので全く問題ない。

問題ないですよ、姫。

うちわと向き合うだけで十分虫けら気分が味わえてます。

 

問題なのはあたしのボキャブラリーです。

 

コンサートの初日の日、城ホから2駅ぐらいしか離れてない職場で仕事をしながらこんなことを考えていました。

↑ばか。

 

 

 

 

ぼっちで「コンサートグッズプレ販売」に行った

 

「コンサートグッズのプレ販売」というものをインスタグラムで知った。

 

ヲタ生活をまじめにやっていれば、公式ホームページをまめにチェックしているはずで、チェックしてればとっくの昔にプレ販売という行事があるとわかっていたはずだったが、

あたしはファンの皆さんがインスタグラムで「プレ販売頑張ってね」とやりとりしているのを見かけてからググって知るというダサいやり方でプレ販売を当日の早朝に知った。

 

プレ販売の日は水曜。

あたしの仕事は水日祝が休みだ。

何にでも運命を感じるのが浪費家の常だが、この時のあたしも運命を感じた。

 

萌えを燃料に生きる者に全く理解のないマトモな家族に、貴重な休みをあらゆる意味で浪費することを知られるわけにはいかないので、

家族には大阪城ホールに行くとは告げず歯医者に行くかのような装いで家を出た。

 

プレ販売は12時からだったが、あたしが大阪城ホールに着いたのは2時間前の10時だった。

しかし最後尾はすでに橋の上にあった。

平日の朝やぞ?今日コンサート無い日やぞ?2時間前やぞ?とぐるぐるしたが、ぐるぐるするあたしの方がトンチンカンなのだった。

視覚情報から思い知らされたがHey! Say! JUMPのファン層のほとんどは夏休みがある人たちなのだ。

そしてジャニヲタの皆さんは激アツなのだった。

 

炎天下に行列することを避けて生きてきたあたしにとってここにぼっちで参加するのは苦行に思えたが、

こういう行列に慣れきっている皆さんの無駄のない動きや、何年も前からファンであることの証に思える過去のコンサートグッズをちりばめたスタイルを眺めながら昨日フラゲした「Dear.」を聴いていると3時間はまあまあ早く経った。

 

ジャニーズのグッズ販売は全グッズを3分割して、それぞれのエリアで並び直しながら買っていくというやり方で行われていた。

「伊野尾さん全部セットを1セット!」みたいなハロプロ方式か、ジャニショやキャトルレーブの生写真コーナーや台湾の安食堂みたいに欲しいものを鉛筆で記入して提出みたいな感じかなと思っていたが違った。

 

買い終わったらレッドネックになっていた。

グッズ売り場は日傘禁止なのだ。

そういえば熟練者の皆さんはお帽子では防げない紫外線を首タオルで防いでいた。

次回は必ずアレをやろう。

 

姫のためなら死ねる、が、レッドネックは避けたい。

 

https://www.instagram.com/p/BIWHegrDuoy/

2時間前に着いたがすでに橋の上だ。

https://www.instagram.com/p/BIWkT5jjazS/

帰宅。大人の階段を昇ったのか、降りたのか。いの姫が美人に写っていたので全ておっけいだ。 #いのちゃん

 

 

 

 

 

 

カムアウトするといいことがある。わりとすぐに。

行きつけの美容院でいきなりジャニーズにはまったとカムアウトしてみた。

 

意外にもすごい言いにくくて、

そんなにマジじゃなくてなんとなくで〜みたいな冗談半分なんですよ的な言い訳を交えつつの話し方になってしまったが、

とりあえず言った。

 

美容院に居る3時間ぐらいの間の雑談に、最近いちばんの関心事であるヘイセイジャンプの話を混ぜないですませるのは苦行だったので。

もうカムアウトしといた方がいい、ということでやってみた。

 

あたし担当の美容師さんはジャニーズは嵐ぐらいしか知らなくて、

めざましテレビもヒルナンデスも見てなかったけど、

伊野尾姫がフィギュアスケートをやったドラマは見てたのでなんとか伝わった。

 

担当美容師さんは長いことバックルームに入って、

処分する雑誌の山からジャンプさんが表紙のを探してきてくれて「良かったら差し上げます」と言ってくれた。

 

カムアウトするといいことがあるというエピソードはいくつか持ってるけど、

アイドル系カムアウトのエピソードはこれが初だなああ。

ネタに使える日が来るかどうかはわからないがとりあえず書き残しておく。

 

しかし…

女性自身とかの表紙になったりもするんだな、ジャニーズさん。

知らなかった…。

ノーマークだった。

もっと視野を広げねばならんなあ。

 

https://www.instagram.com/p/BIFPymGDZpo/

美容院のねーさんにヘイセイジャンプが好きってことをカムアウトしたら、古い雑誌をくれた。カムアウトって素晴らしいですね。

 

 

 

 

当選した

宝くじも忘れた頃に窓口の人に確認してもらう性分であるあたしは

コンサートの当落確認を電話ですることなくただチケットが送られてくるのを待っていた。

「当選してるかも」という希望がある甘ふわな時間を少しでも長引かせておきたかった。

就職の面接では運がいいと答えなければならない、ということを学習してはいるが、実際には運の悪い人生なのだ。

がっかりすることには慣れているから大丈夫だ。

現実見るより甘ふわ時間の継続が大切。

 

その頃のあたしの耳はほぼほぼジャンプ漬け、合間にちょっとレキシ、というあんなに聴き込んでいた宝塚実況CDと遠く離れた生活になっていたので

落選を思って♪ついに姫があたしにYESをくれなくても〜♪とドラマクイーン気分を満喫し、

当落確認をしないことで甘ふわな時間をトキメキメキメリーゴーランドだった。

 

落選した場合の返金手続きのやり方を調べない、という願掛けに効果があるはずもなかったが、とりあえず調べなかった。

 

返金手続きは調べなかったが、当落確認をするとびっ子さんたちの様子はリアルタイム検索していた。

何度も何度も電話をかけた挙句落選とわかって嘆くとびっ子さんたちの呻きを読み、

うっかり鬱発作が出てしまい、

伊野尾革命以降のにわかなあたしが全て悪い!

ご迷惑をかけて申し訳ない!というようなイカレた感じになってしまったりもした。

 

そこへあっさりチケットが送られてきた。

テレビ画面を介さないで姫を見られますよ、という通知だ。

 

当選の知らせは一緒に行く妹だけにして、激鬱波に身を任せた。

 

鬱波が去っている今振り返ると

本当に姫を見られることになってびびってしまったことで馴染みの鬱思考回路にどハマりしてしまったんだろうなあと分かる。

鬱思考回路よくない。

伊野尾姫を慕う者なら、鬱思考回路を断てるはずだ。

 

 しかし鬱的にではなく、

にわかファンな私がご迷惑をかけてすいません、という気持ちは鬱波が去った今でもあります。

⬇︎これとか本当その通りだなあ…まさにあたしです。申し訳ない。

 

 

 

 

 

発売1か月前なのにもう売り切れているのか

アルバム発売が発表され、初回限定盤1、初回限定盤2、通常盤の3種類があることを知り、どれを買うか迷っていた。

今では考えを改めたが、この頃のあたしはほぼ同じCDを三種類買うということを「無駄」「分不相応」と考えていたのだ。

初回限定盤というものが入手困難なものだというのは元赤西担の家族が教えてくれていたので、どれか決めたら予約しないといけないな〜と考えていた。

 

「今夜貴方を口説きます」を聴きたいなら2しかない、なら2だ、ということは分かっていた。

しかし1も捨て難い…。

1と2両方買っていいものだろうか?

そんな浮かれ行動あたしらしくないんでは?

と迷ったが、どっちか要らなくなった方を一緒にコンサートに行ってくれる妹にプレゼントすればいいのだ!とうまい解決法を思いついたのでCD屋に予約に行くことを決めた。

 

すぐ行動できなかった

 

あたしにとって一番便利なCD屋は京橋の新星堂で、週5回通勤の乗り換えですぐそばを通っている。

その頃にはすでに何度かHey!Say!JUMPの過去作品をここの新星堂で買っていたのでポイントカードも持っていた。

仕事帰りに立ち寄ってただ予約すればいいだけだ。

それなのに1と2を両方買うと決めてからもあたしはなかなか予約できなかった。

 

恥ずかしかったからだ。

いい年してジャニーズのCDの予約をするってのがキツかった。

今までの買い物は売り場で商品をつかんでレジに直行して、「姪っ子がファンですの。ヘイセイジャンプってこれですか?よく知らなくて。ほほほ」みたいな顔して支払えばよかっただけだが、予約は違う。

もっと積極的に「姪っ子にプレゼントなんですわ〜。知念さんって方がいるグループはヘイセイジャンプで間違いないですか?よくわからなくて〜」みたいな演技をするか、正直にキモヲタを丸出しにしダイノオトナガだよ!スタイルで行くか決めねばならん。

と考えてしまってだるくなっていたのだ。

 

それならそれでネット通販で予約すればよかったのに、新星堂で予約するというハードルを越える!となぜか決めており、ずるずると先延ばししていた。

 

甘かった

 

しかしこの日、発売日からちょうど1か月前になったのを機に「もういい加減恥ずかしいなんて言ってられん、なんせCD発売日の翌日からツアーが始まるのだ。あたしが参加する日は31日だからそれまでに何度も聴いておかねば!フラゲせねば!と気持ちに区切りをつけて新星堂に寄った。

 

新星堂のレジ近くの壁に予約カードが大量にあった。

たくさんのアーティストの名前とアルバム名が書いてあるカードが分類されてIKEA方式?で壁一面にあったのだ。

Hey!Sey!JUMPもちゃんとあった。

いちいち「あの〜ヘイセイジャンプのアルバム予約したいんですけど〜」と言わなくても予約できるんだ!

悩んでてバカみたいだったなああああ。

 

「Hey!Sey!JUMP Dear.」というカードを1枚抜いて見た。

そこには

□初回限定盤1

□初回限定盤2

□通常盤

と書いてあり、上の2行は線が引いてあった。

 

あたしは即座に理解した。

 

もう初回限定盤は予約できないのだな、ここで受け付けてもらえるのは通常盤のみになってしまったのだなと。

 

架空のとびっ子姪の叔母の振りをしなければレジに立てないヘタレが「初回限定盤の予約ってもうできないんですか〜」とレジの人に尋ねることができるはずがなかった。

姪のために頑張る叔母というテイでやるという線もあったが、もう叔母演技もツラかった。

どうせ「伊野尾革命以降の高齢ニワカファンだ」ときっちり本当のとこを見透かされているはずなのだ。

 

なんで発売が発表された日仕事帰りにすぐ予約しなかったのか。

今までの人生において決断力を発揮することより選択肢を多く残しておく方を選んできて何の問題もなかった、むしろそれがよかったと思っていたが、あたしが間違っていた。

この程度のことを失敗なくできる程度の決断力は養ってくるべきだった。

 

帰宅後、ネット通販のサイトをあちこち見て、どこもきっちり売り切れていることを知った。

 

新星堂の予約カードの通し番号は200ぐらいだったと思う(ショックのあまりはっきり覚えてないので記憶が間違ってるかも)。

200人ぐらいの先輩とびっ子さんたちにとっては発表後即予約、という常識があるんだろうなあ。

 

鬱思考回路が働き始めた。

 

この結果は素人として当然の結果だし、

あたしは恥ずかしさも捨てられなければ、あちこちのCD屋を巡って予約できる店を探す元気もなければ、それに時間を割く情熱もないのだ。

 

そんなあたしに初回限定盤が必要だろうか?

通常盤で十分ちゃう?

 

アルバム発売日がツアーの初日の前日で、そのコンサートで初回限定盤2にしか入ってない「今夜貴方を口説きます」を多分絶対演る、ということがなかったら鬱思考回路の示すままにおとなしく発売日に通常盤を買って終わりにしただろうけども、

「今夜貴方を口説きます」の破壊力があたしの鬱思考回路を壊してくれた。

 

絶対に初回限定盤をフラゲしなければならん。

 

初回限定盤のCDについて

恥ずかしさがなんだ。姫のためなら何度でも死ねるはずだよ、あたし。

と思った日の話はまた別に書きます。

 

 

tower.jp

 

前払い?

ジャニーズのコンサートの申し込み方法はあたしにとっては馴染みがないやり方だった。

 

前払い

 

申し込んでもまあまあ落選 するらしいのに前払いなのだ。

第一希望日ではなく第四希望になってしまうかもしれないのに前払いなのだ。

ツアーの終わりは11月なのに申し込みの6月の時点で「チケット代を添えてお申込み」なのだ。

 

郵便局の窓口から

申し込みはまたしても郵便局の窓口から振込み用紙で、だ。

こないだファンクラブの入会手続きをしたあの郵便局にまた行かねばならん。

窓口の人の記憶が2週間で薄まったところなのに…記憶を補強しに行くことになるのか…。

 

お取次代?

 

振込み手数料とは別の手数料も700円かかる。

別の手数料というのは宝塚でいうところの非公式ファンクラブ経由でチケットを用意してもらうお取次代とかお花代とかいうアレみたいなものと考えればいいのか。

アレを公式に払う感じか?

前払いでお金を受け取っているから落選させた場合の返金の手数料ってことか?

 

全くわからなかったが、

「締め切りを過ぎてはいるけど新入会だから特別に申し込みをさせてやるからすぐ決断せよ」と追い込まれている身なので他に選択肢は無い。

振り込むのみだ。

 

伝統ある我が脳内劇場で昨日初日を迎えた「潮騒」はまだ上演中で

伊野尾姫は海女姿のままデカイ焚き火の向こうから

「その火を飛び越えて来い」と繰り返しておられた。

 

 

 

 

 

入会できた

ジャニーズファミリークラブに申し込みをしてから2週間後、入会できましたよ、というお便りが青い封筒できた。

 

その封筒には

ざっくり主旨をまとめると

「コンサートの申し込みは本当なら6/1が締め切りだったんだけど、今回ファンクラブに初入会の方は特別にまだ申し込みを受け付けてあげますよ。3日以内にどうするか決めなさい」と印字された紙が入っていた。

 

ジャニーズファミリークラブに入会することを考え始めた時ものすごくググっていたので、もしかしたらこういう救済制度?があるのではないかなと予測ができていた。

 

ずっと前からファンだった皆さん、

6/1までにきちんと申し込みをした皆さんにとっては本当に迷惑なことだと思うので、

ありがたい気持ちと申し訳ない気持ちが入り混じりつつ、

封筒を何度も開け閉めしたりして浮かれないよう地味に喜んだ。

 

ファン先輩の方たちにご迷惑にならないように申し込み枚数はできるだけ少なくする方がいいのだろうけど、ぼっちでジャニーズのコンサートデビューは怖すぎるのでこういうことに理解ある妹(ヅカヲタ仲間でもある)を誘い、2枚申し込むことにした。

大阪公演の日時を調べるとあたしと妹が行けそうなのは31日のソワレしかないと分かった。

スケジュール的にはマチソワW観劇もできそうだったが、にわかが欲張るのは見苦しい。

潔く止めた。

 

とびっ子さんたちはマチソワW観劇をどう呼ぶのか未だに分からない。

辞書的なものか通訳的な人が欲しい。